チェンジ・ザ・ルール!

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チェンジ・ザ・ルール!

ゴールドラット先生の本も
これで三冊目。
ゴールゴール2と続いて、
今度はチェンジ・ザ・ルールです。

正直自分の会社はデザイン会社なので、
在庫という概念がそもそもバランスシート上には
ないのですが、考え方としては学べるところが
あるんじゃないかと思って読んでみました。

今回は、ERPのシステムインテグレーターの人たちが
主人公。
2002年に日本で発売されているので、当時の考え方としては
相当進んでいる感じです。

これまでのシステムインテグレーターといえば、
システム導入のメリットして、効率化を上げてきた。
情報が早くなとか、一元管理できるとか。

でも本来は、そのシステムを導入することで、
いくら利益が増えるのか(コスト削減も含めて)を
論じなければならないよね、
というところから話が始まります。

弊社はWEBシステムを構築することもあるので、
耳が痛い話です。じゃあ、このサイト作ったらいくら利益があがんの?
と言われて応えられるWEB制作会社ってあるんでしょうか。

という素朴な疑問を物語形式で解決していきます。
最終的には、ゴールで学んだ生産現場におけるボトルネックを解消するために、
ドラム・バッファー・ロープやバッファー・マネジメントを導入しても、
以前の制約条件の元で施行されていたルールを適用したままでは、
なにも変わらない、他の問題が顕在化するというもの。

システムを導入する前は、制約条件(=部分部分の情報しか伝達できていなかった)ことにより、
部分最適化をするのが最適の手法だった。
が、システムを導入することにより、全体の流れを把握することができるようになる。
そうなったとき、最適な手段は部分最適化ではなく、全体を最適化することになる。
簡単に言うと、そんな感じ。

その全体最適化を行う際の手法を
段階的に物語の中で、説明してくれています。

ゴール、ゴール2を読んでいないと少し意味がわからない可能性はありますが、
合わせて読むと、理解が深まってくると思います。

またこの本の主人公たちが所属するソフトウェア会社の例は、
WEB開発会社にとっても、いろいろ参考になるかもしれません。

tag: 書評

date:2009年07月21日 03:07