ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

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ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

これは読まないと損するという
えげつない進められ方を知りあいに
されたので、読んでみたら、
かなりはまった。

最初は本の分厚さに少しビビりつつも、
小説形式になっているので、
3日もあれば読める感じ。

簡単にいうと、
とある工場長が、企業経営とはまったく無関係な物理学者のアドバイスを
受けながら、その工場をいかに立て直すかという
プロセスを綴った物語なのですが、主人公が
段階ごとに壁にぶち当たり、解決していくというストーリーは、
ノンフィクションではないかというぐらいリアルです。

物理学者が云々というのは、最近のドラマの「ガリレオ」みたいな
感じですが・・・。

いろいろ学べることはたくさんありますが、まずは「生産性」の定義から。

生産性とは「会社の目標に少しでも近づけることのできる行為すべて」
そして会社の目標とは「お金を儲ける」こと。
「お金を儲ける」ことを計る評価指標は「純利益」「投資収益率」「キャッシュフロー」

上記の3つの指標は現場では役に立たないということで、
この小説の中で定義されている指標は
「スループット」「在庫」「業務費用」

・スループットとは販売を通してお金を作りだす割合
・在庫とは販売しようとしたものを購入するために投資したすべてのお金
・業務費用とは在庫をスループットに変えるために費やす費用

その評価をもとにボトルネックを探す。
ボトルネックとは、良くも悪くも現実で、
生産フローから市場までのフローをボトルネックを使ってコントロールすべきである。

非ボトルネックの使用レベルはボトルネックによって決まる。
つまりボトルネックをいかに効率的に使用できるかにより、
システム全体の生産性が変わる。

というフローが事細かに書かれています。
最後に完全ではないですが、このフローについて分かりやすくまとめられています。

1.ボトルネック(制約条件)を見つける
2.ボトルネック(制約条件)をどう活用するかを決める
3.ほかのすべてを2の決定に従わせる
4.ボトルネック(制約条件)の能力を高める
5.4でボトルネックが解消したら1に戻る

ただ、上記だと不完全なので、さらに、上記を
もう少しマクロにとらえていく方法が最後の方に書かれています。

読み終えて、さてこれをいかにして自社に当てはめていくか
それに悩んでいたところ、ザ・ゴール2を読みなさいと
薦められました・・・。

なかなかゴールは遠い感じです。


tag: 書評

date:2009年06月04日 02:33