デザインで視せる企業価値

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デザインで視せる企業価値

デザインでいかにして、
売り上げをあげるか、または
企業としての価値を高めるかというところが
最近気になって仕方がない。

先日とあるクライアントさんに言われたのが、
デザインになにを求めますか?という問いに
売り上げしかないと。

ただ、それが短期的なものなのか、長期的なものなのかに
よってアプローチは変わると思うけどということも
おっしゃられていた。

というわけで、こんな本を読んでみた。
デザインフィルという会社の社長さんである金田さんが
書かれた本。
正直この会社「デザインカンパニー デザインフィル」という名前は
この本を読むまで知らなかった。
でも、この会社の製品はたくさん知っていたというのが不思議です。

たとえば、書きやすさにとことんこだわった紙を使用し無駄を一切省いたMDノート
一枚の皮とノートリフィルをゴムバンドでとめただけのトラベラーズノートなど。
ちなみにMDノートは非常に使いやすいです。

で、いかにしてデザインを企業の資産価値としていくかということが
書かれています。
まず第一に、
・価格や性能などは定量的な見える優位性
反対に
・スタイル観は定性的な見えない優位性
したがってスタイル観は追随することが難しく、長期的な差別化要因になり得る。

そして、スタイル観すなわち自分たちが何者であるかという答えが大切。
簡単に言うと「あなたの会社は、どうのような会社ですか?」と問われたときに、
答えられる明快な答えがないといけないということでした。

ただそれだけではなく、デザインは顧客に対して直接価値を提供する商品やサービスが
妥協なく実行されていてはじめて力を発揮するということ。

ただかっこいいデザインや見た目だけでなく、中身が伴わないサービスや商品は
いくら外見がよくとも、なんら価値は生まれないということでしょうか。

逆にデザインも商品やサービスの特性を理解せずに作った、
ただかっこいいデザインも意味がないということになると思います。

関係ないですが、
この本で紹介されていた「エンボッサー」という文房具が気になる。
簡単に紙にエンボス加工ができる器具らしいのですが、なかなかおもしろそうです。
今度買って遊んでみようと思います。

tag: 書評

date:2009年05月01日 04:26