洋菓子の経営学

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洋菓子の経営学―「神戸スウィーツ」に学ぶ地場産業育成の戦略

今日は仕事を早めに切り上げて帰ってきたが、
どうも性分でメールをチェックしてしまうため、
とりあえずブログの更新をすることにした。

昨日エントリーした諺が書いてあった本。
僕はこの本に出てくる西宮の出身なので、
懐かしい地名や知っている洋菓子店の名前がたくさんでてきて、
おもしろく読めました。

ただ、懐かしさからおもしろいといっているわけではなく、
なぜ神戸という地方都市でこれだけ洋菓子が独自の発展を
遂げてきたかを考察した本。

インタビューや歴史資料などかなり細かく調べ上げられていて、
ひとつの資料としても役に立つ本だと思います。

神戸という土地で、洋菓子文化を育んだのは、
その地方性要素、人材育成の土壌、歴史的背景、顧客層など
いろいろ書かれていたが、やはり一番大きいのは、人材育成ということが
書かれていた。

人材育成に関しては、デザイナーも一緒ですが、
弟子をとることは、将来の競合を育てることであり、
それを良しとし、うまく取り入れた暗黙のルールが神戸の洋菓子店には
存在するという。
その人材育成の土壌が、神戸をある一定規模の流行を
発信できる洋菓子の街にしたということである。

そのくだりの中で出てきたのが、昨日のエントリーの
「三流の人は、金を残す、二流の人は名を残す、一流の人は人を残す」
だった。
人を残さないと、結局その業界は育たない。

もうひとつ、

人間は誰しも日々の作業に対して、慣れや心の緩みが生じる。
このとき、どれだけ基本に忠実にできるかが重要。職人のセンスとは、
その基本をどの程度崩すか、壊すかである。

デザイナーにも同じことが言える気がする。
もう一度基本を勉強しなす必要がある気がしてきます。

tag: book

date:2009年04月01日 22:58