デザインにひそむ〈美しさ〉の法則

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デザインにひそむ〈美しさ〉の法則

デザイナーくせにビジネス書みたいなのばっかり
読んでるのもまずいかなと思い、
デザインの本をと軽く考えながら
買った本が思いのほかよかった。

工業デザインのコンサルタントをされている木全 賢さんの著なのですが、
デザイナーでなくても、、デザインに興味がある人は
読むと非常におもしろいと思います。

普段何気なくかっこいいな、美しいなと思っているプロダクトが
なぜ美しいのか、かっこいいのかなどが少しわかる気がします。
専門書ではなく、新書というのもライトでとてもいいと思います。

デザインというとまったく感性のみで作られているような気がしますが、
きちんと科学するということで、またひとつ違った側面を見ることができる
気がします。

中でも美しさの比率についてはよく言われることですが、
誰の側にでもあるものを引き合いに出して説明してくれているので、
非常にわかりやすい。

黄金比と白銀比について

デザインの美しさで問題になるのは、寸法でなく、比率である

と書かれています。

ちなみに、いわゆるタバコのパッケージやiPod、iPod nano、IXYデジタルなども
黄金比が使われているそうです。意外と身近にあるもんです。
そして、白銀比は日本人が好きな比率だそうです。
たとえばハローキティとかアンパンマンなどには白銀比が使われているそうです。

「アフォーダンス」についてのくだりも非常におもしろい。
アフォーダンスとは
デザインの認知心理学的研究の中で作られた造語ですが、
使い方を判断するための形や素材といったところでしょうか。

ほかにも、モダンデザインの「インターナショナルスタイル」や、「角アール」「ハマグリ締め」など
プロダクトデザインの話がすっと入ってきて非常に楽しめて、かつ勉強になる本でした。

基本的にはプロダクトデザインの話ですが、グラフィックやWEBにも
通ずるところがたくさんあり、満足感たっぷりです。
なによりわかりやすい。

ちなみに木全 賢さんのブログはこちら


tag: 書評

date:2009年03月27日 08:04