グッドデザインカンパニーの仕事―1998‐2008

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グッドデザインカンパニーの仕事―1998‐2008

オーストラリアへの機中の中で読んだ本をまとめ書き。
今年の1冊目は、グッドデザインカンパニーさんの本。

東京スマートドライバー
docomoのiDなどの広告を手がけたことで知られてらっしゃいますが、
すごいいい仕事してます。

僕ごときが言うのもなんですが、
すごい芸が細かい。

フォントの指定から色使いまで細部の細部にわたるまで
こだわってらっしゃいます。

創立10周年を記念して出されたということですが、
弊社も今度で7期目。10周年たったときにこんな本出せるんでしょうか?

この書籍自体の装丁や文字組みまで徹底的にこだわり、
代表の水野さん曰く、この本も追求しまくった作品であると。
それだけで一度手にとってみる価値があると思います。

中身は、
アートディレクション、デザイン、グッドデザインカンパニーの3章に
分かれていて、それぞれに水野さんの思いが込められているようです。

僕が一番興味をもったのはアートディレクションの章ですが、

アートディレクターに求められる能力は、
コンピューターが肩代わりできない能力=ゼロから生み出す能力

とありました。
さらに、ブランドということに言及する際には、
自分の仕事をつくるにもありましたが、
「ブランドは細部に宿る」
ポスターからプロモーションツールまで、ビジュアル表現のあらゆるディテールが、ブランドを支えるために機能しています。

とあります。

デザインのことだけでなく、広告の仕事に携わっている以上、
マーケティングの力は必要だと。
水野さんのマーケティングは、コンビニの立ち読みとTVのつけっぱなしに
よって時代を感知するということでした。
TVのつけっぱなしは自分もやっているが、コンビニの立ち読みはできてない。。。

これらだけでなく、水野さんがどういう企画書を書いて、どういうコンセプトで
これらのデザインを作ってきたかがかなり細部にわたり書いてあるので、
一度読んでみるといいかもしれません。

他にもP128~の「文字がデザインの質をあげる」という章では、
水野さんが手がかけられた広告、装丁などの文字組みの級数や書体、行送り、ベースラインまで
どれだけ細かく指定しているかを実際の広告の文字組みに注釈としていれてあるので、
それだけで2800円という本の金額はペイしてしまうと思います。


date:2009年01月05日 23:17