情報革命バブルの崩壊

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情報革命バブルの崩壊

切込隊長BLOGで有名な山本一郎さんの著作。
歯に衣着せぬもの言いで、痛快に世の中を見ているので、
たまにチェックしているが、
他にもたくさんのブログを読んでいるので、
そうそう毎日はチェックしていないので、
こうしてブログから本できちんとブロガーさんの考え方が
編集されて出てくると
一気に読めるの非常に重宝します。
情報が古くなってしまう場合もありますが、そのあたりは一応編集の方で、
精査しているのでそれほど気になりません。

この本は見出しだけでも過激的で、
読む前にすでにワクワクしてしまいます。
自分の思う方向と真逆のことが書いてある見出し、
一体どういうことか!?とついつい読まずにはいられないわけです。

内容は、これまで高成長率産業だったインターネット業界が今後どうなるかということ。
すでに元ライブドアの堀江さんのように、インターネットから興味を失ってしまった人も
たくさんいるかと思いますが、まだこの業界の未来について、
いろいろ思索している会社や人もたくさんいるわけで、
この業界に身を置くものとして、インターネット業界のさらなる進化というのは、
望んでいます。

新聞が没落していくのは、ネットのせいではなく、
新聞というメディアが構造的欠陥を持っているからと切り、
ネットを貧民の楽園と称し、高度な情報化社会のため、
人間ひとりひとりが専門家になりすぎ、他人の価値観を理解できないようになるという
現象を引き起こしていると警鐘を鳴らしている。
同時に、必要な情報を簡単に手に入れられることはできるが、
その分、実用に耐えうるスキルを身につけるには、常にその分野においてスキルアップし、
より深い知識を身につける必要があるとも。

そして、ネットの無料経済圏の襲来も予測しています。
今後ネット上のトラフィックが増えるにあたり、
インフラにかかる費用を誰が負担するのかという話。
Youtubeやニコニコなど大量にトラフィックを要するサービス運営者が
負担するのか、P2Pなどのサービスを利用するユーザーが負担するのかは
わかりませんが、いずれインフラにかかる費用を適正にユーザーに配分し、
ネット業界全体で負担していかなくてはならないという。

個人的にも
今後、活気的な技術が開発され、データ容量を大幅に減らしたり、
回線そのものが大容量になったりと、
大きな変化が訪れない限り、上記のようなことを本気で考えなければならないとは
思います。

ソフトバンクの時価総額経営に関しても、痛烈に切っているが、
自分自身がソフトバンクの株主であったりするので、
なかなか耳が痛い話でした。。

昔、エコなHTMLというセミナーがありましたが、
プロならば、できるだけ無駄なトラフィックが発生しないような無駄なソースを
極力省いたHTMLコーディングを手がけるべきというもの。

この話もあながち、笑い話として終わらせられないなぁとも感じます。

date:2008年12月21日 10:38