ルイ・ヴィトンの法則—最強のブランド戦略

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ルイ・ヴィトンの法則—最強のブランド戦略

僕にはまったく縁のないブランドですが、
誰もが知っているという点では、やはりすごいブランドだと思います。
あのモノグラム柄のカバンはやはり一度見たら、
忘れられないものがあるし、あのカバンを見たらやはりお金持ちの
イメージがわきます。

いろいろ今ブランド戦略というものに関して、
勉強していくうえで、これは読んでおいて損はないかなと思います。

いわゆるブランドといっても、
コーポレートブランド、ストアブランドなどいろいろブランドが
ある中で、ラグジュアリーブランドと一般的に言われるアパレルの
ブランドに焦点を当て、さらにその中でも、
巨大な売り上げを誇るLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)
4Pに沿って解剖していくという内容。

1.Product
中でも印象に残ったのが、セカンドライン禁止の法則
マス需要を無視することでステータスを作り出す。
無視するというと言葉は悪いが、何かをすることでブランド価値を
あげるのではなく、何かをしないことでブランド価値をあげるというもの。

2.Price
バーゲンセールは一切しない。
すべてのお客様に同じ価格で販売するというポリシーを持つ。

3.Place
「セレクティブ・ディストリビューション」
自社の高級な商品を求める人のところで届ける術を自社で持つ。
物流から販売する店舗までをブランドに適したものに吟味して構築していく。

4.Promotion
テレビCMはコモディティ中心の場であるということで、TVCMは出さない。
普段の生活や日常から隔絶された夢や魔法の世界を演出をするために、
コモディティとは一線を画している。
リーチ(情報の到達範囲の大きさ)とリッチネス(伝わる情報の充実度)は、
トレードオフの関係にある。

最後にBrandの法則という章で、まとめられていますが、
「セレクティブ・マーケティング」という生産に限界がある商品を
いかに売るかという手法。
その1つが、「ブランドの付加価値」、2つ目が「セレクティブ・ディストリビューション」。

読み終わると、ルイ・ヴィトンがいかにすごいかがわかりますが、
その成長に寄与しているのが日本人だったというのが、
ブランド好きの日本人と言っているようで、少し悲しい。

ただ、昔ほど日本人もブランドブランド言わなくなってきているので、
この本が出版されたときと違い、日本でのラグジュアリーブランドの
立場も徐々に変化をしてきている気がします。

例えば、下記の記事。
「ルイ・ヴィトン」7%値下げ 円高・ユーロ安で

一番本書の中で興味深かったのは、TVCMはやらないという法則。
ルイ・ヴィトンではまだ守っているようですが、
Diorでは最近CMも活用しているようです。

また、Web上では比較的積極的にネットショッピングなどを展開していますが、
かなり使いにくい。今後、改善されてリニューアルされるのが楽しみです。他のメディアでもどのような展開をしているのかを
今後気をつけて見ておきたいと思います。

tag: bookブランド書評

date:2008年12月02日 07:03