老舗ブランド「虎屋」の伝統と革新—経験価値創造と技術経営

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老舗ブランド「虎屋」の伝統と革新—経験価値創造と技術経営

先日のエントリーでデザインの背景を
もう少し深めると決心したので、
ブランド関連の本を重点的に何冊か読んでみることにしました。

とりあえず身近なブランドということで、
「虎屋」の本。

虎屋というと羊羹ですが、ここ何年かでTORAYA Cafeなど
新しい試みもされているようです。

この虎屋がいかにして、老舗でありつづけ、かつ新しい試みをしていけるのかを
徹底的に解剖している本です。

特に、「経験価値創造」という点に焦点を当て、老舗でない企業にも
どのように適用していくかまでが書かれています。
いかに経験価値という付加価値を提供できるかと点で虎屋はすぐれていると。

経験価値というと最近ではipodなどがよく例にあげられますが、
商品だけでなく、その先のほにゃららまでを含めて提供しますよという
ことでしょうか。

そのほにゃららが、
1、SENSE(感覚的経験価値)
2、FEEL(情緒的経験価値)
3、THINK(思考的経験価値)
4、ACT(行動的経験価値)
5、RELATE(関係的経験価値)
に分類される。

具体的には、下記のようなものが上げられていました。

1、SENSE
五感に直接訴えかけるもの
例:ジャガーが審美的だとすると、ポルシェは刺激的

2、FEEL
感情や気分に訴えかけるもの
例:スタバでコーヒーと飲むときのくつろぎ感
例:ディズニーランドでの熱中感

3、THINK
すなわち「うんちく」
例:健康エコナや健康緑茶「ヘルシア」など

4、ACT
ライフスタイルの差別化による満足感
例:「ipod」やBMWの「ミニクーパー」

5、RELATE
個人の自己表現への欲求を訴求する
例:ハーレーダビッソン

一度これらの表を作成して、自分のビジネスに当てはめてみようと考えましたが、
なかなかこれを数値化するのは難しい。
どうしても肌で感じるという方向にいくのかもと思わざるを得ません。
まだ勉強不足なだけかな。

野村総合研究所の方が書いている下記の記事も一緒に読むとおもしろいです。
CRMを超える「顧客経験価値」

tag: bookブランド書評

date:2008年11月21日 01:00