デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

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デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方

デザインというと、コンセプトから考えて、
最終的に見た目を作り出す作業ですが、
デザイナーのプロセスをビジネスにも応用し、
知識や生産性に変わる大事な経営資源として、「デザイン思考」が
これから必要とされるというお話。
デザイン思考というと、IDEOという会社が有名ですが、
IDEOなどで取り入れられている手法を科学的に分析し、
いかにデザイン思考を自社のビジネスに取り入れていくかという
説明がされています。

そのプロセスは
観察→仮説構築→デザイン→市場での検証
というステップ。

IDEOの人がいわく、デザインは
「COOLでかわいいものをつくること以上のことであると」。
消費者、ユーザー、顧客など人間の立場に立ってイノベーションをする方法がデザインである。

またコンセプトができた段階でプロトタイプを作り、そしてコンセプトを検討する。作る前にコンセプトを検討しない。コンセプトができたら議論しないでつくる、「build to think」がプロトタイプ思考の基本であるそうです。

ネットの世界でも同様かもしれません、とりあえず手を動かして、サービスをつくり、修正していく。さらにはリリース後にサービスを調整していく。
WEB2.0のときに流行った永遠のβ版というのは広く解釈すると上記のプロトタイプ思考と合致しているのかもしれません。

もうひとつ、
トーマス・エジソン方式と、ラングミア式。
ラングミア式は、新しい技術ありきで、それを何に使うを考える。
一方トーマス・エジソン式は、要求が先にあり、知識がそれに追従していく形の発明。

最近はWEBデザイナーにもラングミア式と、トーマス・エジソン式があるように感じます。AS3でこんなことができるから、こういうデザインにしました。
しかしながら、時代を追うにつれて、こういう思考も変わっていかなければならない気がします。こういうことがしたいから、ユーザーがこういうものを求めているから、
AS3のこの技術を利用しましたというのが本来ある姿かなと。

最近、この手の本には必ずipodが出てくるが、
それだけ、インパクトの大きな製品を世の中に出したAppleという企業のすごさだけが強調されていくのは気のせいでしょうか。

date:2008年09月22日 06:17