次世代ウェブ グーグルの次のモデル

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次世代ウェブ グーグルの次のモデル

この手の本をたくさん読んでいるので、
かぶっていると思いつつ、やはり楽しいので、
買ってしまう。
内容的には連載ものをまとめたものなので、少し古いのですが、
復習的な意味も込めて、読んでみると懐かしかったり、
知らなかったことがあったりと意外と楽しめます。

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点でも紹介した
佐々木 俊尚さんの本。
佐々木は本当によくネット業界について調べているなぁ~と感心してしまいます。

この本の中で紹介されていたクインランドが倒産しているというのは
残念ですが、やはりこの業界は早いと、あらためて思い知らされます。

イートイズが清算したというくだりの
「技術に頼りすぎ、サービスの本質をないがしろにしたツケがまわってきた」
というフレーズが響きます。
デザイナーにも覚えておいて欲しい言葉です。

また、情報大航海プロジェクトに関する記述がおもしろい。
これまで官主導のIT推進は成功しなかったが、
情報大航海プロジェクトは捨てたもんじゃないと。

情報大航海プロジェクトで実施される取り組みは大きくわけて3つある。

1. 新しい価値を生む次世代のWebサービス
2. 新たな社会インフラのITサービス
3. プライバシーに配慮した未来型サービス

いずれもリアルな情報をいかにDB化し、利用するかを目的にしている。
例えば、NTTデータが開発する「時空間情報マイニングサービス」
ユーザーの現在地情報をDB化し、時間帯・行動履歴・嗜好から
最適なサービスを最適な場所で提供できるようにするというもの。

これらが実現すれば、ネットとリアルが密接に結び付けられそうな気がします。

この本の中で一番、心に残った言葉が、
元ソニーミュージックの丸山さんの言葉。

「作る側のコストが下がったため、
必死でつくったものを必死で聞く文化はなくなってきている。
そんな時代において音楽をちゃんと聞こうと思ったら、
ライブで聞くしかない。」
さすがです。
必死でなにかを楽しむって最近できていないなぁと反省。

フジロックに行きたくなりました。

tag: book書評

date:2008年04月30日 01:41